ダイナモ コミックス
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【あらすじ】
瀕死の状態で宇宙をさまよっていたロディマスは
マトリクスに導かれ惑星に墜落した。
そこで彼を救ったのは、行方不明になっていたウィリー("SPOT LIGHT vol.3"参照)だった。
異星人の宇宙船を奪い脱出するロディマスとウィリー(と仲間になった手下異星人)。
ロディマスが気を失っている間にウィリーはセイバートロン星に進路をとっていた。
「今やセイバートロン星は荒廃し誰も住めない死の星なってしまった。怪物もウヨウヨしてる」
しかし、ロディマスたちがセイバートロン星で見たものは
すっかり回復した環境と、死んだはずのアイアンハイドとサンストリーカー("IRONHIDE"参照)だった。
ロディマスたちはそこでガルバトロンの姿を見つける。
ガルバトロンはセイバートロン星を拠点に軍団を結集させていたのだ。
ロディマスたちはセイバートロン星を脱出し、地球へ向かう。
オプティマスにマトリクスを返し、セイバートロン星の状況を伝えると、
オプティマスはセイバートロン星への帰還を決断、
オメガスプリームに乗り地球をあとにするのだった。
セイバートロン星に向かうオメガスプリームの船内。
オプティマスはメガトロンと直接の対話を試みる。
永きに渡って命をかけて戦ってきた者同士の会話は
奇妙に親しげで打ち解けた雰囲気だった。しかし、
なぜ突然投降したのか?
肝心の問いにメガトロンは答えない。
【ネタバレ気味な解説】
このTPは大まかに分けて3つのお話で構成されています。
前半はロディマスの帰還、
後半は、セイバートロン星へ向かうオメガスプリーム船内でのオプティマスとメガトロンの対話、
それと並行して、セイバートロン星の戦乱以前、若き日のオプティマス(オライオン)と
メガトロンの回想が描かれます。
時間軸がややこしくなるのであらすじの方には書きませんでしたが、
この過去編はかなり重要です。
「何を読めって?詩はもう勘弁してくれよ」
自ら書いた社会改革に関する論文を鉱夫仲間インパクターに読んでもらうメガトロン。
論文の感想を聞くには最も向いてない人選な気がするけども…きっとメガ様友達少ないのだ。
あと、…詩?
トラブルで吹っ飛ばされた客にテーブルをメチャメチャにされ
エネルゴンを飲みそびれたインパクターは激怒、
メガトロンの静止をよそに乱闘に。
この時テーブルに吹っ飛ばされて来た人物はラングさん。
後のラング先生?昔から酷い目にあってるのね…。
巻き添えで誤認逮捕されたメガトロンは留置所で警察官ホワールから一方的な暴力を受ける。
インパクターが喧嘩の末に病院送りにした相手はホワールの友人だったのだ。
「きさまが死んだところで誰にも何の意味も無い。鉱夫が一人死んだというだけだ」
誤認逮捕だった事が証明されたメガトロンは釈放を告げられる。
釈放の際に警察署の隊長に会うメガトロン。その隊長こそオライオンパックスだった。
「安心したまえ、平和的な政治改革を求めるこの論文を書いた者が、
二人の士官候補生の足をちぎった上、ゴミ箱に放り込む人物であるとは私には思えない。」
…インパクター無茶しやがったな。
この後、オライオンは議員達支配層の腐敗に直面し、
メガトロンの書いた論文に共感を示します。
オプティマスがメガトロンに理解を示していた過去があるというのは
”TF PRIME"での二人の関係にも似て、興味深いです。
あと、マスクの下に口あったのね。
前半は、ヘタうってバッくれたくせに、マトリクス取り戻して帰還して英雄扱いのロディマスとか、
今までずっと悩んでたくせに急に気を取り直してリーダーシップを発揮し始めるオプティマスやら、
色々違和感を感じるものの、
後半のオプティマスとメガトロンの対話や、オートボットの仲間達の中にあって
孤独を深めるオプティマスの描写は読み応えあります。
「痛み。地獄のごとき痛み」
マトリクスと繋がる事をそう語るオプティマス。
「マトリクスを持った時、きみはどう感じた?」
「すげぇ!ってカンジですよ!あなたもそうでしょ?!」
「私は…そう、そうだなそんな感じだ…。」
仲間達は皆、敬意と親しみを込めて接してくれるものの
オプティマスの苦悩を理解するものはいない。
リーダーであるが故に常に孤独なオプティマスにとって、
何万年にも渡って命をかけて戦い続けてきたメガトロンだけが、
唯一対等に話すことが出来る相手だという皮肉。
最終決戦を前に、濃い内容のTPBです。
次回は地球に戻って"vol.6 POLICE ACTION"です!
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